昨日、私は大阪の中山隆司先生に即時荷重インプラントをしてもらいました。
上の写真は現在の私の口腔内(下顎)の写真です。
全く腫れておりません。痛みもまったくありません。
向かって、左が奥から3番目の歯、右が奥から2番目。
両側下顎第一大臼歯です。
歯の色が少し違っていることと、縫合糸が少し見えているところです。
昨日まではここにはなんもなかったのですよ。ホント。
この中にインプラントが入っていて顎骨に埋入されており、その日のうちに仮歯をいれるという方法をやってもらいました。
なんていうか、自分がやってもらうと、もう感動です。
私は過去に僻地で勤務しているとき、オヤシラズが痛み、近くに歯科医師がいないために、仕方なく自分で抜歯した経験があります。
それも、デンタルを自分で撮影、自分の歯茎に自分で局所麻酔の注射をし、隣の歯を間違えて抜歯しないように、何度も手探りでオヤシラズを確かめ、ヘーベルを用いて脱臼し、鉗子で把持し、上顎骨からめりめりという音とともに、見事に抜歯することができました。
その成功体験に味を占め、その翌年には右上3の感染根管処置と、根管充填(側方加圧)も、セルフでやりました。さすがにこれはあとでコンセツすることになりましたが・・・・
まるで、ブラックジャックのようなことをしたなあと思いました。
若気のいたりというやつです。
いままで、1200本くらい、多くの人にインプラントを入れてきましたが、さすがにインプラントは自分で自分に埋入する勇気はありませんでした。
抜くことはできても、歯を創ることはさすがに・・・
そこで、私の尊敬する中山隆司先生にお願いしたわけなのです。
このインプラントを自ら経験して本当によかったとおもっています。
歯科医なのに、両側の大臼歯がないということは実は最大のコンプレックスでした。
無断で抜歯されたから仕方がないと言っても、歯学部学生時代の相互実習の時から、口を人前で開けるのが,、すごく嫌でした。
だって、銀色のブリッジが3本、奥歯に見えるのです。
でも、そこをCREC治療などで、きちんと修復し、歯がないところに歯がちゃんとすべてそろうと、もう怖いものはありません。
本当に本当にうれしいです。
その感動を味わうことができて幸せを感じています。
この仮歯は、6週後にISQという数値を測定して、いい値をしめしたらすぐに印象(歯型)をとって、ホンモノの歯をつくります。
それも超こだわって作ってみようと思います。
もしかしたら、スキャナーでスキャンしてやるかもしれません。
また、その時になったら、どうなったかアップしますので、よろしくお願いいたします。
医療法人 良陽会 鶴田歯科医院
理事長 鶴田博文