歯科医院にも文化があります。
それはルールだけではなく、人として当たり前のことから派生します。
例えば、新人教育は一つの文化と言えるでしょう。
伸びる新人には特徴があります。
メモを取ることと、なにか注意をしたら「教えて頂きありがとうございました」と言える人です。
先輩が新人を注意するときは「この人に本当に良くなってほしい」という気持ちで注意をします。
ですから、注意されたことをメモに取り、復唱し、注意してもらったことにお礼を言える人は先輩にとにかくかわいがられます。
そして、伸び続けていきます。その反対に、返事が無く、ふてくされたような態度で接すると、先輩は「ああ、この人にせっかく注意してあげたのに雰囲気わるくなるので、もう二度と教えてあげない」と言うふうに思いますので、その新人はそれ以上成長しなくなってしまいます。
私も新人教育の時には必ず人の話を聞くときはメモを取るようにと言います。
わからないことも、メモを取りながら、自分が何をどう実践するのかを考える。メモをとることではなく行動できるようになることが目的なのですから。
メモを取る、そして、注意を受けたらお礼を言う。この二つが社会人のスタートラインで習慣になると、必ず一流の人になれるのではないでしょうか。
真摯に仕事に打ち込むということはこのような習慣を指すのではないかと思います。そして、来年入ってくる新人も必ず、それを真似することで、医院の文化が形成されていくのではないでしょうか。