スポーツデンティストにならないか?

私はスポーツが苦手。

 

特に球技は苦手。

ボーリング、バレーボール、野球、テニス、ゴルフ。

やるのは好きだけど、どれ一つ、自分は他の人に比べると上達は遅い。

 

スポーツは何をやってもダメで本当に苦手。 

でも指先はよく動くので、プラモは得意!

プラモはスポーツではないけれど、プラモは大好き!

 

そんな私に、ある会合のとき、歯科医師会の会長が言いました。

「鶴田先生、スポーツデンティストにならないか?」と。

 

会長から、こう言われたら、返事は「ハイ」か「イエス」か「よろこんで」の3つしかないので、0.2秒以内に返事をしました。

 

すると会長はとても喜んでくれました。

なぜ、とても喜んでくれたのかはこの時はまだ知る由もありませんでした。

 

しばらくしたら県の歯科医師会の学術担当者から連絡がきて、申込み書を書くようにとのこと。

 

メールにエクセルのデータがのっかってきた。

 

その申込書というものがまたとてもとても長い内容で、これまで数百ものセミナーや学会の申込みをしたのですが、これほど長い内容のものははじめてでした。

 

最後のほうには「スポーツデンティストになってからの抱負」というような質問もありました。

 

そして申込みを終えると、次は入金です。

受講料、旅費も全部私持ちです。

 

(てっきり少しぐらい補助が県から出るのでは?と思っていましたが、そういったものは一切なし。私の考えは甘かったのです)

 

しかるべき口座に満額入金すると今度はまた、書類が医院に届き、赫々云々、インターネットでこのページにアクセスし、赫々云々入力することという内容。

 

こういうのは、超苦手なのですが、2、3回、失敗しつつも、なんとか最後までたどり着く。

 

日程を見るとたまげる。

 

土曜、日曜日の二日間でたーくさんの講義を受けないといけない。

 

スポーツ医学というものを丸4日間!!!(年二回開催) 

 

そしてスポーツ歯科学においても丸4日間!!!(年二回開催)

 

これをすべて受講しないと、スポーツデンティストとしての認定はできないそうだ。

 

これらは、もちろんいつでも受講できない。

それぞれの講座は一年に一回きり。

 

合計8日間、それぞれの講座の単位をとるのに順調にいっても丸2年はかかるという壮大なスケールの認定制度であったことを申し込んでから私は知ることになる。

 

これは、簡単にはいかないね、と思った矢先、分厚いテキストが送られてくる。

内容をみると、専門外でよくわからない。

 

スポーツデンティストの認定を取得するには、これくらい専門知識がないといけないわけだし、会長にも、「ハイ!よろこんで」と言った以上はちゃんと、単位をとって認定を受けないといけないと思っております。

 

弱音はいている場合ではありません。

何としても、認定は取らないといけません。

 

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で1月25日、26日の二日間、この講習会を受講いたしました!

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なんと、こんなに豪勢な会場でした!定員はきっかり300名様!

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こんな感じの日程表が配られ、その下のピンクの紙が出席票です。これに修了した単位に印をつけないと未受講とみなされます!

まる二日間、上京して、頭の中いっぱいに知識を詰め込んでまいりました。

 

ただ、一つだけ、たった一つだけ言わせていただきたいことが・・・・

お弁当は付けてほしい。

 

これは本当に本当に切実なおねがい。

これくらいの受講料だったら、ふつうお弁当つくよね・・・と私は思い込んでいました。でも今回はそれも甘かった。

 

こんなハードな講習会だと、お弁当だけが唯一の楽しみなんです。

 

お弁当さえあれば、ランチョンセミナーでもなんでも来い、と思ってしまいます。

そうすれば受講生は早く家路につけますし(早くホテルに帰って)、ビールも1時間早く飲めるのです。

 

私なんか長崎の愛野から出てきているわけで、みなさんのように簡単にお昼を、千代田区半蔵門のオフィス街で、しかも土日に食べるなんてこと、できません。

 

ランチタイムやってそうなビル街のおしゃれな喫茶店なんかは土日なんで全てクローズド。

 

だからお弁当を出してほしい、有料でもいいので!

 

それをアンケートに書けばよかったと、本当に後悔しています。

 

次は日本歯科医師会館で開催されます。

 

どうか、次はビル街でないことを祈っております。

 

10年くらい前に行ったけど、このビル街の会場に近かったような気がするのは気のせいでしょうか・・・・

 

このスポーツデンティストの公認をいただくことができたら、なにかしら社会貢献ができればいいと思います。

 

スポーツが苦手な私がスポーツデンティストというのはとても変な気持ちですが、「スポーツ歯科外傷なら任せとけ!」というくらいは経験はありますので、公認スポーツデンティスト目指して頑張ります。