スー○ードクター?テレビ取材?

お正月休みも終わり、今日も忙しく診療しておりました。

 

受付のスタッフが、忙しそうに診療室を行ったり来たりする私を申し訳なさそうに呼び止め・・・・

 

「院長、なんだかテレビ局が取材にきたいという電話がありまして、FAX流すので、

読んでおいてほしいとのことです」と申し訳なさそうに言うのです。

「はあ?テレビ?」

「なんでも、スー○ードクターという東京のテレビ局が作っている番組があって、それに出演してほしいと言っていました」

 

いつも受付のスタッフは忙しい私を気遣ってくれる。

 

残念ながら、私は一切テレビ観ないのです。

 

そんな番組があるのか、ないのかも知らない。

 

FAXは届いておりました。

眼を通しましたが、よくわかりませんでした。

どうやら、私でなくてもいいみたい。

 

とくに私ではなくても、地域医療に根差しているドクターであれば、ということであった。

 

以前も、ある芸能人と対談してほしいと出版社から依頼を受けたけれど、べつに私でなくてもいいみたいで、よーく企画書読んだら、広告料を支払わないといけないとのことであった。

 

今回の件がそのようなものかどうかはわからなかったんだけれど・・・・ 

 

テレビにでるなんて、私にはとてもできない。

大体、私はとても恥ずかしがり人間。

赤面症。あがり症。

ビビりで小心者。

 

講演は全然大丈夫。

 

でも、テレビは苦手だ。

 

だから、受付のスタッフには、「今度電話がかかってきたら、院長は出演できないとのことでした」と伝えておいて、とお願いした。

 

なにしろ、私は忙しい。

自分の仕事は、歯科診療を通じて私を信じて来院していただいている患者さん一人ひとりにいい結果を出すことなのだ。

 

だから、テレビ取材などを受けるほどエネルギーに余裕はない。

 

受付のスタッフは「ハイ!わかりました!」と元気よく言ってくれたけれど・・・・きっと断りにくかったろうね。

ごめんね。

 

写真は10年くらい前の私の講演している写真です。

 

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2020年1月に立てた私の行動指針

新年あけましておめでとうございます。

 

私は毎年、どんな一年を過ごすのかを書き記し、毎朝朝礼の時にそれを見て、忘れないようにしています。

 

目標が達成できない原因というのは、その目標を忘れてしまうことにあります。

 

ですから、元旦に立てた目標がゴールデンウィークのころにはすっかり忘れ去られているということになってしまわないように、毎朝、見ることが必要なのです。

 

目標は本当は少ないほうがいいです。

そして、達成しやすいものがいいと思います。

 

あとは本当に本当に、心の底から自分がやりたいと思うこと、心からこみあげてくるものだけにしたほうがいいです。

 

人生で後悔しないこと、今の年齢でやっておかないといけないことを絞ったほうがいいです。人生は意外と短いかもしれません。先のことは予測できません。

 

だから、充実した毎日をおくるために、目標はないよりあったほうがいいと私は考えます。

 

そんなに目標だらけだと、きつくないか?と言われたこともあります。

いいえ、かえって楽です。やりたいことが明確化することで、毎日が充実するのです。

 

目標が見つからない人は、どうしたらいいのかというと、自分のなりたくない人生を考えてみることです。そちらに向かわないような年間目標を立てればいいだけの話なのです。

 

いつの間にか歳だけ重ねて、あとで、あれをやっておけばよかった、これをやっておけばよかった、でも、もう体がいうことを利かないので、あきらめた・・・

昔は良かった、昔の自分はこうだった、と言うのだけはゴメンです。

 

やりたいことをやるのが人生の醍醐味といえます。

今年も、自分らしく楽しく生きていきたいと思います。

 

以下、お正月に書き出してみたことです。

なんと欲張りな・・・・

~これでも一部抜粋しております~

行動指針
□ここに鶴田歯科医院があってよかったと地域の人から喜んでもらえる歯科医院を創る
□ぶれない自分であり続ける
□笑顔が素敵な人間・人柄になる。笑顔は幸福を招く
□いい雰囲気、良いオーラを出す人になる
□スタッフの能力は、医院の宝であることを常に心に置く
□自分より格上の人にはどん欲に学ぶ

□合わない人とは一切会わない

歯科医師・歯科衛生士の教育には力を注ぐ
□医療事故・交通事故を起こさないように目と心を配る

□講演はなるべく断らないで引き受ける(頼まれごとは試されごと)


目標(仕事編)
□「鶴田塾」でインプラントのハンズオンを実施する。
□歯科衛生士奨学金制度で奨学金受給奨励生を一人、採用する
歯科医師・歯科衛生士の採用を行う

臨床研修歯科医の地域医療実習ですべての受講生が「往診(地域連携)ができる歯科医師になる!」と思えるような実習を行う
□18:00に終わる診療オペレーションを行う

□4月12日つまようじ法のセミナーを成功させる
□5月31日 即時荷重研究会でいい発表をする
□5月は上海に行く(メガジェンインプラントワールドミーティング)
□6月から早春塾に参加して、立派な発表を行う


目標(自分編)
□3月に春スキーに行く
□GWは五島にバイクで旅に出る
□たいらば釣りに行って天然の鯛を必ず釣ってみせる

□愛車を乗り換え(もうすぐ10万キロ)

□3月31日までに新しい本の原稿を書いて上梓する

 

2020年もよい歳にしたいと思います。

 

 

 

 

 

2019年 やりきったこと それは・・・

2019年 師走

私にとってどんな歳だったのか。

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一番やり切ったなあ、と思ったのはインプラントを203本埋入をおこないました。

(もっとすごい先生はたくさんおられますが・・・)

 

どれだけのインプラントを行ったかというのはサビリティーノートといって、一本一本のインプラントのロット番号を記したステッカーを張り付ける管理帳があるので、一目瞭然なのです。

 

これまでの私のインプラントの本数を累計1265本になりました。

 

そんなことを言うと、「インプラントは数ではない、質で勝負!」という歯科医の先生から叱られそうです。

 

私はインプラント治療は経験も大事だと思います。

 

どんなに勉強して頭が切れる歯科医師でも手が動かなかったら、全然ダメです。

数は質に絶対に比例します。

 

ここ数年間、とてもインプラント治療を希望する人が増えてきたので、一人ひとりにあった治療方法や埋入ポジションにこだわってきました。

 

なぜ、このように症例数が伸びてきたのかということを自分なりに分析しました。

 

インプラントは骨に入れたら良いというものではなく、骨とインプラントが完全に結合する時間を短くすることや、術後に腫れや痛みを出さないことに注力したからではないかと思われます。

また、静脈内鎮静法を担当する歯科麻酔医の先生と術者である私との連携が年々うまくなっていき、最近ではほとんどの患者さんが完全に「寝ている」という感覚の中で手術が可能になったことなどがあります。

 

治療期間もちょっと前までは抜歯即時埋入インプラントで6~7か月かかったのに、ISQという測定器を導入し、埋入手術においてスキルアップしたことで、症例によっては、手術したその日に仮の歯が入るというところまで来ています。

 

早くて術後6週間で印象とって、抜歯即時埋入から最終補綴(フェイナル)まで2か月半でおわっちゃうことも多くありました。

 

こんな話をすると、また、同業の歯科医師からは「そんなことはない、骨とインプラントがくっつくまで最低3か月はかかる!だから、どんなに早く終わっても4か月だ!」とお叱りを受けることも考えておかないといけません。

 

一言いうなら、「世界は進んでいる」のです。

 

もう、抜歯即時インプラント埋入は当たり前、そして一次手術同時に即時プロビジョナル(仮歯)ということが十分可能になってきているのです。

 

それもスクリューでプロビジョナルをフィクスチャーに固定するのです。

プロビジョナルはいつつくるのか?って・・・・術中です。

 

嘘だろ?  いいえ、本当です。

今はそれも可能になりました。

 

来年5月31日、即時荷重研究会というインプラントスタディグループがあってそこで私は発表します。

 

いまから、とても、ビビッていますが、ワクワクしています。

 

また、来年は、インプラント治療においてもやりたいことがたくさんあって、一つずつそれを楽しんでやっていきたいと考えています。

 

2020年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

12月30日 書斎から

 

文責 鶴田博文